病院ってとこはなぁんもすることないし、する気が起きない。
まぁ、状況が状況なのでやる気は出にくいのだが、朝から晩までどのチャンネルもおんなじことばっか報道しているしょーもない情報番組をひたすら眺めるか、天井を眺めるか、脱獄して外の空気を吸うかだ。
私の場合は当然3番目の脱獄!
ホフマンをつけたままの車椅子乗り込みはコツがいるが、慣れれば腕力でなんとかなる。
ナースステーションの前を通るときは後ろめたさを一切持たないのがコツ。
逆に行かされてる感出てるくらいが丁度で、そうすると
「どこ行くんですか!?ベッド上安静ですよ!」
なんて事を言われないで通過できる。
見つかってそう言われれば
「せやから今家帰って寝ようおもて♪」
て言えば強制的に車椅子Uターンさせられて病室に戻れるという便利機能付き。
手術までは傷の処置だけで日々を過ごします。
この頃は痛みは10段階中3位(ほやほやの捻挫位)になってて、愛車のロールスロイスでうろうろしては足についている装置を見られてよくぎょっとされていた。
看護師さんの為に書いておくと、カルテにベッド上安静、フロア内のみ行動可など、ドクターからの指示が出ており、指示場所以外で何か起こった場合は看護師さんは始末書らしい。特に夜勝手に一時帰宅する患者などを持ってしまったときにはもう最悪らしい。
看護師はストレスのかかる仕事。労ってあげましょう。
夜(消灯後)になると思考が痛みに集中してしまい、どうしても寝れなくなる。
寝れないから悪いことばかりを頭がめぐってまた寝れなくなる。
そんな日々が当分続くことになる。