60日が経った。
入院したての頃は2ヶ月で退院(治療計画で)だという目標を持っていたのが今ではお先がぼやけてしまっている。
やはり真ん中の大きい創傷は自力での回復は難しいようだ。
しかし私の精神ももう退院したい気持ちで一杯になってしまっている。
ここにいる方がストレスで傷の治りが悪くなるとさえ感じる。
形成外科の先生に通院に変えてくれと以前から強く懇願していた。
ドクターは2択しか選択肢がない事を私に伝える。
①このままの状態で退院し、4か月後にプレートやボルトを抜く手術を受ける。それらがなくなれば傷も回復すると思われる。
しかし、この場合4ヶ月間の間に感染するリスクが高くなり、万が一感染すれば、骨変形による関節固定、壊死により傷が開き、骨が剥き出しになったり、最悪死ぬこともある。また入院も半年単位の長期のものになってしまうし骨髄炎になってしまったら根治も難しくなり、一生付き合っていくことにもなるかもしれない。
②肉が盛らない部分にふくらはぎの筋肉を移植する。筋肉は血流が非常に良いので感染の心配も少ない。
但し、退院までは後2ヶ月は伸びるしふくらはぎの筋肉を1本失うので筋力の低下は免れない。高齢になったときの影響がどれ程なのかわからない。
2ヶ月延びればクリスマス、正月は病院。
そんなんありえねぇ!!
いや、それはおいといて仕事もあるし、家族や親にも負担かけてるし、調べた結果、感染のリスクは何処にいてもさほど変わらないみたいだし、リハビリで車の運転程度は問題なくなったし、通院に切り替えてもらうことにした。
それを2週間伝えてやっと退院日の相談までこぎ着けた。